増加の一途をたどるスモールM&A

誰でもできるM&A

日本では長らくM&A(企業の合併・買収)という手法がネガティブなイメージでとらえられてきました。

ドラマ化もされた経済小説「ハゲタカ」の名前に代表されるように、「金のために従業員や取引先を食い物にする」買い手と「自分の私欲のため会社や従業員を見捨てる無責任な経営者」である売り手が象徴的に描かれることが多かったためかもしれません。

しかし、そんななかでも今、日本国内におけるM&Aの件数は右肩上がりに伸びているのです。調査会社の統計によると1985年には500件に満たなかったのが2017年には3050件と約6倍以上に増えています。それどころか専門家の間では、この3050件という件数は氷山の一角だと認識されています。なぜならこの数字は、全国の新聞、雑誌など何らかの報道で公にされたものをカウントしたにすぎないからです。

本来M&Aは当事者のどちらかが上場企業でない限り、さらには買収企業が一定の規模でない限り公にされず、プレスリリースもなく、秘密裡に完了することが多いのです。M&Aの規模が小さいスモールM&Aになればなるほどその傾向は強く、正確な統計を得るのはまさに至難の業といえます。日本企業の99.7%が中小零細企業であることを考えれば、M&Aの件数は統計の何倍(あるいは何十倍、何千倍)にも上ることは間違いないでしょう。

かつては海外の、あるいは大企業の経営手法にすぎなかったM&Aを今、国内の多くの中小零細企業が事業承継のため、経営改善のため、さらなる発展のために活用し始めているのです。

とはいえ、M&Aは万能の薬ではありません。正しい活用をすれば正しく作用し、誤った使い方をすれば失敗をします。
今後、M&Aに関する情報を発信していきます。皆さんが、正しいM&Aの知識を身につけ、自社の発展にご活用くださればと願っております。

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